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2024/06/23 00:00
「ずわいがに」と「毛がに」を、簡単に美味しく食べるための剥き方をご紹介します。今回は、キッチンバサミを使った方法で解説します。
ぜひ、ご家庭で試してみて、美味しいカニを存分に味わってください!
ずわいがに
繊細な甘みとジューシーな旨味が魅力のずわいがに。カニを捌くポイントは、「解体して身を取り出す」です。それでは、ステップごとに詳しく説明していきます。
ずわいがにを解体します。
ずわいがにを裏返し、ふんどし(前がけ)を親指を入れて取り外します。
(固くてふんどしを掴む事ができない場合は、解凍が十分でない可能性があります。)
ずわいがにの甲羅を外します。片側の足を押さえて、反対側の足を持ち上げて半分に割ります。
胴の部分(肩肉)にずわいがにの蟹みそが付いていますので、甲羅にもどします。
同じく、反対側の足も持ち上げて半分に割り、甲羅から外します。
胴の部分(肩肉)に付いている、薄皮と「がに」と呼ばれる魚のえらに相当するものは食べられないので手で綺麗に取り外します。
(万が一、食しても毒にはなりません)
かにの口を取り外します。一度、親指で押し込んでから取り外します。
かにの足を関節から切り分け解体します。胴の部分(肩肉)と足の付け根の関節の部分にハサミを入れ取り外します。
続いて、かに足の第一関節の部分にハサミを入れ取り外します。
胴の部分(肩肉)を捌いていきます。足の付け根部分にハサミを入れます。(①、②)
ハサミで切り進め(③)、胴の部分(肩肉)を真っ二つにすることが出来ます(④)。
④のかにの身を手でほぐし甲羅に集めます。
かに足の身を取り出します。両側からハサミを入れていきます。
殻を開くと、身がしっかり入っています。
爪の殻の身を取り出します。両端からハサミを入れていき(①、②)、両端のハサミを入れた先の点と点を繋いだ箇所にもハサミを入れ(③)、殻を開くと、身がしっかり入っています(④)。
小指の部分は、爪先部分をハサミで切り取り(①)、小指棒肉の部分を半分にハサミを入れていき(②、③)、殻を開くと、身がしっかり入っています(④)。
かに身を甲羅にかき集めれば完成です。
毛がにの剥き方
身がぎっしり詰まったオホーツク海の毛がに。
カニを捌くポイントは、「解体して身を取り出す」です。それでは、ステップごとに詳しく説明していきます。
解凍した毛がにを準備し解体をはじめます。
足を付け根の関節にハサミを入れて切り離します。
甲羅と足が分かれました。
甲羅と肩の部分をそれぞれ手で抑えて、ガバッと甲羅と肩を外すように開きます。
肩についている「がに」と呼ばれる魚のえらに相当するものは食べられないので手で綺麗に取り外します。
肩についているかに味噌をかき出して、甲羅に移します。
肩を真っ二つにハサミで切り分けます(②)。
さらに、足の付け根の部分にハサミを入れて(③)、さらに半分に切り分け肩肉の部分を開くと(④)、身がしっかり入っています。
足を捌いていきます。かにの爪先をハサミで切り落とします。
かに足は、両端を一周させるようにハサミを入れ(①)、殻を開きます(②)。
足先は真っ二つにハサミを入れて(③)、切り開きます(④)。
足、足先、肩の身を甲羅にかき集めて完成です。